執筆:便利屋エバグリーンネオ 飯田
まず、戸別収集は一度に5点まで 、特定の手順 、回収できない品目 、手続きの手間など、行政の回収だと避けられない面倒や制限に則るよりも早く処分したい、任せてしまいたいと感じる方は不用品や残置物撤去、ゴミ屋敷清掃、遺品整理について相談するためのフォームからぜひお声がけください。
1. 太田市のゴミ出しルール、これでスッキリ!
太田市民の皆様、こんにちは! 20年以上不用品回収やゴミ屋敷清掃、遺品整理などを手がける、お片付けのプロ、便利屋エバグリーンネオの飯田です。日々の業務を通して、様々なゴミに関するお悩みやご相談をお受けする中で、「ゴミの分別や出し方がよく分からない」というお声をいただくことがあります。
太田市のゴミに関する情報は、市のウェブサイト内の複数のページやPDFファイルに分かれて掲載されていることもあり、「どの情報を見ればいいの?」「ルールが複雑で覚えにくい…」と感じていらっしゃる方もいるかもしれません。
そこでこのガイドでは、私たちプロの視点も交えながら、太田市の家庭ごみの分別と出し方について、最新の公式情報を基に、分かりやすくまとめて解説いたします!
正しいゴミの分別・排出は、私たちの街をきれいに保つだけでなく、大切な資源を守り、環境への負担を減らすための重要な取り組みです。さらに、分別ルールを守らないと、ゴミ収集車や処理施設(太田市外三町広域清掃組合が管理)での火災事故の原因にもなりかねません。安全のためにも、正しい分別はとても大切なのです。
太田市では、家庭ごみを大きく5つの区分に分けています。一見複雑に感じるかもしれませんが、どうぞご安心ください。このガイドをお読みいただければ、それぞれのポイントがしっかり理解でき、毎日のゴミ出しがスムーズになるはずです。
さあ、ご一緒に正しいゴミの分別・出し方をマスターして、より快適でクリーンな太田市を目指しましょう。
2. ゴミ出しの基本:太田市の共通ルール
まずは、ゴミの種類に関わらず守っていただきたい基本的なルールを確認しましょう。これが正しいゴミ出しの第一歩となります。
- 収集時間: ゴミは、必ず収集日当日の朝8時30分までに、決められたごみステーションへ出してください。収集ルートや時間は日によって変動することがありますので、早めに出すのが確実です。時間を過ぎてしまうと収集されませんので、ご注意ください。
- 指定された場所: お住まいの地域で決められた「ごみステーション」へ出す必要があります。ごみステーションは、基本的にそのステーションを利用する住民の皆様によって管理されています。もし場所が分からない場合は、ご近所の方や、アパート・マンションの場合は管理人さんや大家さんに確認してみましょう。(一部、隣接する地区のステーションを利用する場合もあります)。
- 指定袋・シール: ゴミの種類に応じて、必ず太田市指定のゴミ袋(もえるごみ用:黄色、もえないごみ用:透明に赤字)をご使用ください。袋に入らない大きなゴミ(粗大ごみ)には、指定の粗大ごみ処理シールを貼る必要があります。これらの袋やシールの代金には、ゴミ処理の手数料が含まれています。合併前の古いゴミ袋や、他の自治体の袋は使用できませんのでご注意ください。
- 【プロの視点】 指定袋を使用するのは、排出したゴミの量に応じて処理費用を負担するという大切な原則(排出者負担)に基づいています。また、袋の色によって収集作業員が中身を判断しやすくなり、収集や処理の効率性や安全性を高める目的もあります。
- 警告シール: 分別ルールが守られていないゴミや、出し方が間違っているゴミには、収集員が警告シール(赤色・オレンジ色)を貼り、収集せずに残していきます。もしシールが貼られていた場合は、一度持ち帰り、シールに書かれた内容に従って正しく分別・修正し、次回の正しい収集日に出し直す必要があります。
これらの基本ルールを守っていただくことが、スムーズな収集作業と地域全体の衛生環境を維持するために繋がります。
3. 太田市の5つのゴミ区分:概要
太田市の家庭ごみは、効率的な収集・処理のために、主に以下の5つのカテゴリーに分類されています。まずは全体像を把握しましょう。
カテゴリー(日本語/ローマ字) | 主な品目例 | 出し方(袋/シール/容器) | 収集場所 |
もえるごみ / Moeru Gomi | 生ゴミ、リサイクル不可のプラ製品、ゴム・皮革製品、小さな木くず、紙おむつなど | 黄色指定袋 | ごみステーション |
もえないごみ / Moenai Gomi | リサイクルできないガラス・陶器類、なべ等の金属類、傘、指定袋に入る小型家電 | 透明(赤字)指定袋 | ごみステーション |
危険ごみ / Kiken Gomi | スプレー缶、乾電池、蛍光灯、ライター、モバイルバッテリーなど | 専用カゴに直接入れる | ごみステーション |
資源ごみ / Shigen Gomi | ペットボトル、プラ容器包装、缶、びん、紙パック、白色トレイ、新聞・古紙など | 指定ネット/カゴに入れるか、束ねる/袋に入れる。種類により拠点回収も | ごみステーション、または拠点回収施設 |
粗大ごみ / Sodai Gomi | 指定袋に入らない大きなゴミ(家具、自転車、布団など) | 粗大ごみ処理シール貼付(または自己搬入で重量に応じて支払い) | ごみステーション、戸別収集、または自己搬入 |
表1:太田市の5つのゴミ区分 概要
それでは、次から各区分について、より詳しく見ていきましょう。
4. ゴミの種類別:正しい分別・出し方ガイド
4.1. もえるごみ (Moeru Gomi)
- 主な対象品目:
- 生ゴミ (水分をよく切ってから出しましょう)
- リサイクルマーク(プラマーク)が付いていないプラスチック製品(バケツ、おもちゃ、文房具など)
- 汚れがひどく、洗っても落ちないプラスチック製容器包装(油汚れがひどい容器など)
- ゴム製品、皮革製品(靴、かばん、ベルトなど)
- 紙おむつ(汚物はトイレに流してから丸めてください)
- 木くず、小枝(長さ60cm以下、太さ10cm以下にし、束ねる場合は直径50cm以内に)
- 草、葉(土はよく落としてください)
- CD、DVD、ビデオテープ、カセットテープ
- プラマークのない発泡スチロール(梱包材など)
- 汚れのひどい布類(雑巾など)
- 保冷剤、乾燥剤(シリカゲル)
- 使い捨てカイロ
- 食用油(市販の凝固剤で固めるか、新聞紙や布にしみこませて)
- 指定袋: 黄色の太田市指定ごみ袋(平袋タイプまたはレジ袋タイプ、45リットル・30リットル・20リットルがあります)
- 出し方:
- 袋の口は、中身が出ないようにしっかりと結んでください。
- 1回に出せる量は、1世帯あたり45リットル袋でおおむね2袋までを目安としてください。
- 剪定枝は、指定袋に入れるか、規定サイズに束ねて45リットルの指定袋を巻き付けて出します。
- 注意点・対象外:
- プラマーク付きのきれいなプラスチックは資源ごみの「容器包装プラスチック」へ分別してください。
- スプレー缶、電池、ライターなどの危険ごみは絶対に入れないでください!火災の重大な原因となります。
- 指定袋に入らない大きさのものは粗大ごみとして処分してください。
- 毒性のある樹木(キョウチクトウなど)やシュロの木は、市の施設では処理できません。専門業者への依頼が必要です。
- 【プロの視点】 生ゴミの水分をしっかり切る、紙おむつの汚物を取り除く、といった少しの手間が、収集時の悪臭防止や衛生的な処理に大きく貢献します。剪定枝のサイズ制限や一度に出せる量の目安は、市の処理施設の能力や収集運搬の効率性を考えて設定されているルールです。
4.2. もえないごみ (Moenai Gomi)
- 主な対象品目:
- リサイクルできないガラス製品(コップ、板ガラス、割れたびんなど)
- 陶磁器類(茶碗、皿、植木鉢、置物など)
- 金属類(なべ、フライパン、やかん、金属製のハンガーなど)
- 傘(袋からはみ出していても収集されます)
- カミソリ、包丁などの刃物類
- 小型家電製品(アイロン、トースター、ドライヤーなどで、指定袋に入る大きさのもの。ただし、小型家電リサイクル対象品は除く)
- 割れてしまった資源ごみのびん、汚れが落ちない資源ごみの缶
- 指定袋: 透明で赤字の太田市指定ごみ袋(レジ袋タイプ、30リットル・15リットルがあります)
- 出し方:
- 袋の口は、中身が出ないようにしっかりと結んでください。
- 割れたガラスや陶磁器、刃物など、鋭利なものは危険です。厚紙や新聞紙などに包み、袋の外からでもわかるように「キケン」などと表示してから袋に入れてください。これは収集作業員の安全を守るために非常に重要です。
- 1回に出せる量は、1世帯あたり30リットル袋でおおむね2袋までを目安としてください。
- 注意点・対象外:
- スプレー缶、ライター、乾電池、充電池、蛍光灯などは危険ごみです。絶対にもえないごみの袋に入れないでください。
- きれいに洗浄した飲料用・食品用の缶やびんは資源ごみへ分別してください。
- 指定袋に入らない大きさのものは粗大ごみとして処分してください。
- 携帯電話やデジタルカメラなど、使用済小型家電リサイクルの対象品は、できるだけ拠点回収へ出すようにしましょう。
- 【プロの視点】 もえないごみの多くは最終的に埋め立て処分されるため、処理によりコストがかかります。そのため、もえるごみ袋に比べて容量あたりの価格が少し高めに設定されていると考えられます。リサイクル可能な品目をしっかり資源ごみへ分別することが、ゴミの減量と処理費用の抑制にも繋がります。
4.3. 危険ごみ (Kiken Gomi)
- 主な対象品目: この区分は、火災や事故防止のために特に注意が必要です。
- スプレー缶(ヘアスプレー、殺虫剤、消臭剤、卓上コンロ用カセットボンベなど)
- 使い捨てライター、ライター用ガスボンベ
- 蛍光管(直管タイプ、丸形タイプ、電球形タイプ)
- 電球(白熱電球、LED電球)
- 水銀を使用している製品(水銀体温計、水銀血圧計)
- 乾電池(アルカリ電池、マンガン電池)
- ボタン電池
- 充電式電池(リチウムイオン電池、ニカド電池、ニッケル水素電池など)
- モバイルバッテリー
- 電子タバコ
- 出し方:
- 収集日当日に、ごみステーションに設置されている危険ごみ専用のカゴに、品目ごとに分けて入れてください。
- 絶対に、もえるごみやもえないごみの袋には入れないでください。
- 出す前の準備:
- スプレー缶、カセットボンベ、ライター: 中身を完全に使い切ってください。ガスが残っていると危険ですので、穴を開ける必要はありません(むしろ開けないでください)。
- 蛍光管、電球、水銀体温計: 破損しないように注意して扱ってください。購入時のケースに入れるか、新聞紙などに包んで出すことが推奨されます。もし割れてしまった場合は、ビニール袋などに入れてしっかりと密閉し、「キケン」と表示してください。
- 電池類(乾電池、ボタン電池、充電式電池、モバイルバッテリー): できるだけ機器本体から取り外してください。特にボタン電池や充電式電池は、ショートして発火するリスクを減らすため、電極部分(+極と-極)にセロハンテープやビニールテープなどを貼って絶縁してください。充電式電池が取り外せない小型家電(一部の電動歯ブラシやシェーバー、電子タバコなど)は、そのまま危険ごみとして出すか、小型家電回収ボックス(投入口に入る場合)に出してください。
- 重要:
- 危険ごみの不適切な処理は、収集車や処理施設での火災・爆発事故の重大な原因となります。特に近年、スマートフォンやモバイルバッテリーなどに使われているリチウムイオン電池を含む製品が原因の火災が全国的に問題視されています。市民一人ひとりの正しい分別が、安全な収集・処理体制の維持に不可欠です。
- 【プロの視点】 私たち清掃業者も、回収した不用品の中にバッテリー類が混入していないか、常に細心の注意を払っています。ご家庭でのゴミ出しにおいても、この危険ごみの分別は、安全のために特に意識していただきたい重要なポイントです。
4.4. 資源ごみ (Shigen Gomi)
資源ごみは、正しく分別・排出することで、新たな製品へと生まれ変わります。種類が多く、出し方も様々ですが、ポイントを押さえれば難しくありません。
- 共通のルール: 排出する前に、中身を空にし、軽くすすいだり汚れを拭き取ったりして、きれいな状態にしてください。汚れがひどいものはリサイクルに適さないため、もえるごみやもえないごみとして出す必要があります。
- ごみステーションで回収するもの (ステーション回収): 収集日当日に、種類ごとに指定されたネットやカゴに入れます。
| 種類 | 対象 | 準備方法 | 出し方(容器) | 注意点・対象外 | - | | ペットボトル | 飲料用、しょう油用などで「PETマーク」が付いている透明なボトル | キャップとラベルを必ず外します(外したキャップ・ラベルは「容器包装プラスチック」へ)。中を水で軽くすすぎ、乾かします。可能であれば潰してください。 | 青色ネット | PETマークのないもの、汚れたものは対象外です。キャップ・ラベルは必ず外してください。
- | | 容器包装プラスチック | 商品が入っていたり包んでいたりしたプラスチック製のもので、「プラマーク」が付いているもの。例:シャンプー・洗剤のボトル、カップ麺・ヨーグルトの容器、卵パック、色付き食品トレイ、弁当・惣菜の容器、お菓子の袋、レジ袋など | 中身を使い切り、汚れを水ですすぐか拭き取って乾かします。ボトル類に貼ってあるシールやラベルは、できるだけ剥がしてください。 | 緑色ネット | プラマークのないもの、油汚れがひどいものや、洗っても汚れが落ちないものはもえるごみへ出してください。
- | | カン | 飲料用・食品用のアルミ缶・スチール缶(丸い筒型で、大きさ20cm×15cm以内) | 中を水で軽くすすぎ、乾かします。 | 水色カゴ | 油が付着しているもの、汚れがひどいもの、錆びているものはもえないごみへ出してください。
- | | びん | 飲料用、食品用、化粧品用、飲み薬用のガラスびん | キャップを必ず外します(金属製のキャップは「もえないごみ」、プラスチック製のキャップは「容器包装プラスチック」へ)。中を水で軽くすすぎ、乾かします。 | 色別カゴ(無色透明/茶色/その他の色) | 割れたびん、汚れの落ちないびん、耐熱ガラス製品、化粧品以外の薬品びん、ガラス食器などはもえないごみへ出してください。キャップは素材に応じて正しく分別しましょう。
- | | 紙パック | 牛乳パック、ジュースパックなどで、内側が白いもの | 中を水で軽くすすぎ、切り開いて乾かします。 | 白色ネット | 内側がアルミ貼りのもの(お酒のパックなど)や、汚れが落ちないものはもえるごみへ出してください。
- | | 白色トレイ | 肉や魚、野菜などが入っていた、全体が白色の発泡スチロール製食品トレイ(つまようじが容易に刺さる程度の柔らかさのもの) | 中を水で軽くすすぎ、乾かします。 | 白色ネット | 色付きや柄付きのトレイ、汚れたトレイ、発泡スチロール以外の硬いプラスチックトレイ(納豆の容器など)は容器包装プラスチックまたはもえるごみへ出してください。
- 市の施設などで回収するもの (拠点回収): ごみステーションではなく、指定された回収拠点へ持ち込む必要があります。
| 種類 | 準備方法 | 回収場所・方法 | 注意点・対象外 - | | 新聞、ダンボール、雑誌・本 | 種類ごとに分け、ひもで十字にしっかりと束ねます。 | 地域の集団回収(子ども会、PTAなどが実施)に出すか、各行政センター(尾島行政センターを除く)、各生涯学習センターに設置されている資源倉庫へ持ち込みます。 | 汚れたものはリサイクルできないため、もえるごみへ出してください。
- | | 雑がみ | お菓子の箱、ティッシュの箱、包装紙、封筒、チラシなど、「紙マーク」が付いているものを含む様々な紙類。紙袋にまとめるか、ひもで束ねます。小さな紙片も無駄なくリサイクルできます。 | 新聞などと同じく、集団回収または資源倉庫へ持ち込みます。 | 感熱紙(レシートなど)、カーボン紙、写真、油や食品で汚れた紙などはリサイクルできないため、もえるごみへ出してください。粘着テープや金属クリップなどは取り除きましょう。
- | | 廃食用油 | 家庭で使用した植物性の天ぷら油など(エンジンオイルなどの鉱物油は不可)。油を冷まし、揚げカスなどの固形物を取り除いてから、ペットボトルなどの密閉できる容器に入れます。 | 各行政センター(尾島行政センターを除く)、各生涯学習センターに設置されている廃食用油回収ボックスへ持ち込みます。 | 植物性の食用油に限ります。鉱物油(エンジンオイル等)は回収できません(処理困難物)。
- | | 使用済小型家電 | 回収ボックスの投入口(15cm × 30cm)に入る大きさの、家庭で使われなくなった電気・電池で動く小型の家電製品。例:携帯電話、スマホ、デジカメ、音楽プレーヤー、ゲーム機、リモコン、ACアダプター、ケーブル類など。 | 個人情報は必ず事前に消去してください。電池や充電池は、可能であれば取り外して危険ごみへ。市役所本庁舎、各庁舎、各行政センター、各生涯学習センターに設置されている専用回収ボックスへ投入します。宅配便を利用した国の認定事業者による回収サービス(リネットジャパン)も利用可能です。 | 投入口に入らないもの、家電リサイクル法対象品目(テレビ、エアコン等)は対象外です。
- | | インクカートリッジ | 家庭用インクジェットプリンターの使用済みカートリッジ(純正品、互換品、リサイクル品を問わず)。トナーカートリッジは対象外です。 | 使用済小型家電と同じ場所に設置されている専用回収ボックスへ投入します。 | プリンター本体のトナーカートリッジは回収できません。 |
- 【プロの視点】 資源ごみは種類が多く、分別や洗浄に手間がかかることもありますが、この一手間がリサイクルの品質を大きく左右します。特に紙類は「雑がみ」として分別することで、多くの紙製品がリサイクル可能になります。拠点回収は少し手間がかかりますが、地域の環境保全のため、ぜひご協力をお願いいたします。拠点回収の場所が一部の地域に限られている点については、今後の利便性向上が期待されるところかもしれません。
4.5. 粗大ごみ (Sodai Gomi)
- 定義: 太田市指定のもえるごみ袋(45リットル)またはもえないごみ袋(30リットル)に入らない大きさのゴミが対象です。ただし、処理できるものには大きさの上限(通常、一辺が250cm未満)があります。
- 処分方法: 以下の3つの方法があります。ご自身の状況に合わせて選択してください。
- ごみステーション収集:
- 利用条件: お住まいの地域の「粗大ごみ品目および処理料金一覧表」に「ステーション」の料金記載がある品目が対象です。
- 手順:
- 処分したい品目が一覧表にあるか確認し、「ステーション」収集の料金を調べます。
- 料金分の「粗大ごみ処理シール」を購入し、品物の見やすい場所に貼り付けます。
- 収集日当日の朝8時30分までに、決められたごみステーションに出します。
- 注意点: 旧太田地域では、一覧表に記載のない品目で一辺が100cm以上のものはステーションに出せません。
- 戸別収集 (予約制):
- 利用条件: ご自身でごみステーションまで運べない場合や、ステーションに出せない一部の品物(例:ビーズクッション)、または一覧表で戸別収集のみ指定されている品物の場合に利用できます。
- 手順:
- 清掃事業課(電話: 0276-31-8153)に電話で申し込み、収集日と料金を確認します(収集希望日の1ヶ月前から予約可能です)。
- 「戸別収集」料金分の「粗大ごみ処理シール」を購入し、品物の見やすい場所に貼り付けます。ステーション収集とは料金が異なるため注意が必要です。
- 予約した収集日当日までに、自宅の玄関先など、建物の外(道路に面した場所)に品物を出しておきます。収集員は敷地内からの運び出しは行いません。
- 注意点: 1回の収集につき5点まで、利用は1世帯あたり月1回までです。
- 自己搬入:
- 手順: 事前の申し込みは不要です。処分したい品物を直接、太田市外三町広域清掃組合のリサイクルプラザ(太田市細谷町604-1)へ持ち込みます。
- 受付時間: 月曜日から金曜日の 8:30~16:45(ただし12:00~13:00を除く)、土曜日の 8:30~12:00。日曜日、祝日、年末年始(12月31日~1月3日)は休みです。
- 料金: 持ち込んだゴミの総重量に応じて、10kgあたり130円を現金で支払います。粗大ごみ処理シールは不要です。
- 注意点: 持ち込めるサイズは、一辺が250cm以下のものに限られます。また、市で処理できないものは持ち込めません。
- ごみステーション収集:
- 料金の確認とシールの購入:
- 料金は、必ず**お住まいの地域別(太田エリア版/尾島・新田・藪塚本町エリア版)**の「粗大ごみ品目および処理料金一覧表」で確認してください。この一覧表は太田市ウェブサイトからダウンロードできます(リンクは第8章参照)。
- 一覧表に品名がない場合は、「その他のもの(長辺が100cm未満のもの)」または「その他のもの(長辺が100cm以上250cm未満のもの)」の料金区分が適用されます。料金を確認するには、品物の最も長い辺(長辺)の長さを測る必要があります。
- 粗大ごみ処理シールは、100円券と500円券の2種類があります。必要な料金分のシールを組み合わせて購入します。
- シールは、太田市指定ごみ袋取扱店(スーパー、コンビニ、ドラッグストアなど)で購入できます。
- 一度購入したシールの払い戻しはできません。料金を間違えないように、一覧表をよく確認してください。
- 出す前の準備:
- 基本的に、分解せずにそのままの形で出してください。
- 電池を使用するものは、必ず電池を取り外して「危険ごみ」へ分別してください。
- 【プロの視点】 粗大ごみの処分方法は、選択肢が複数あり、それぞれ手続きや料金体系が異なります。特に、お住まいの地域によって料金表が異なる点や、ステーション収集と戸別収集で料金が違う点は、間違いやすいポイントですのでご注意ください。自己搬入はシールが不要で重量制という、他の方法とは異なる料金体系になっています。ご自身の状況(運搬手段の有無、ゴミの量や種類など)に合わせて、最も適切な方法を選ぶことが重要です。もし、運び出しが困難な場合や、どの方法が良いか迷う場合は、私たちのような不用品回収業者にご相談いただくのも有効な選択肢です。見積もりは無料ですので、お気軽にお声がけください。
5. 特別なゴミの処理方法
通常の5つの区分には当てはまらない、特別な処理が必要なゴミもあります。これらを正しく処分しないと、収集されなかったり、環境汚染や事故の原因になったりする可能性があります。
5.1. ごみステーションには出せないが、市が他の方法で処理するもの
一部の品物は、その性質上、ごみステーションでの収集には適していませんが、市の戸別収集や自己搬入を利用すれば処分できます。これらは、収集時に中身が飛散したり、収集車の故障原因になったりする可能性があるため、特別な扱いとなっています。
- 主な対象品目: ビーズクッション、羽毛布団(自己搬入のみの可能性あり、要確認)、プリンター(家庭用でトナー・インクを除くもの)など。
- 処分方法: 戸別収集を依頼する(要予約・シール貼付)か、自己搬入する(クリーンプラザまたはリサイクルプラザへ、重量制で現金払い)。
これらの品物を誤ってごみステーションに出してしまうと、収集されずに残されたり、収集作業に支障をきたしたりする可能性があります。市のシステム内で処理可能であっても、通常とは異なるルートでの処分が必要であることを認識しておく必要があります。
5.2. 市では収集・処理できないゴミ
以下の品目は、法律や処理施設の制約により、太田市では収集・処理ができません。それぞれ指定された方法で処分する必要があります。
- 家電リサイクル法対象品目:
- 対象: テレビ(ブラウン管式、液晶式、プラズマ式)、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機。
- 絶対に、ごみステーションやリサイクルプラザには持ち込めません。
- 処分方法(いずれかを選択):
- 購入した販売店または買い替え先の販売店に引き取りを依頼する: リサイクル料金と運搬料金が必要です。
- 市の許可業者に依頼する: 太田市内では「一般社団法人 環境適正推進協会」(電話: 0276-56-1140)が対応しています(ブラウン管テレビは対象外)。リサイクル料金と収集運搬料金(依頼する場合)が必要です。
- 自分で指定引取場所へ持ち込む: 郵便局でリサイクル料金を支払い「家電リサイクル券」を受け取った後、家電本体とリサイクル券を指定引取場所(県内に複数箇所あり)へ自分で運びます。運搬料金はかかりませんが、手間がかかります。
- 家庭用パソコン:
- 対象: デスクトップパソコン本体、ノートパソコン、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ。
- 処分方法(いずれかを選択):
- メーカーによる回収: PCリサイクルマークが付いているものは、メーカーが無償で回収します。マークがないものでも有償で回収する場合があります。各メーカーのウェブサイト等でご確認ください。
- 市の連携事業者(リネットジャパン)による宅配便回収: 自宅からの宅配便で回収するサービスです(一部無料条件あり)。
- リサイクルプラザへ自己搬入: 直接持ち込むことも可能です。
- 注意点: 処分前には、必ずハードディスク内の個人情報などのデータを完全に消去してください。
- 処理困難物:
- 市の処理施設では処理できない、または処理に専門的な技術や設備が必要なものです。専門の処理業者に依頼する必要があります。
- 主な例: 自動車・バイク関連(タイヤ、バッテリー、部品、エンジンオイル)、ガス・燃料関連(プロパンガスボンベ、ガソリン、灯油、塗料)、危険物(消火器、農薬、薬品、劇物)、建築・土木関連(コンクリートブロック、土砂、石、瓦、石膏ボード、断熱材、アスベスト含有物、FRP製品、塩ビ管、大型の木材・角材)、農業関連(農機具、農業用ビニール)、その他(ピアノ、耐火金庫、大型モーター、ボイラー、浴槽、便器(陶器製)、太陽光パネル、医療系廃棄物(注射針など))。リストは多岐にわたります。
- 処分方法: 品目に応じて、専門の処理業者や販売店に問い合わせてください。主な問い合わせ先は、市のウェブサイトや太田市外三町広域清掃組合のウェブサイトで確認できます(第8章のリンク先も参照)。
- 【プロの視点】 市が収集・処理できない品目を把握しておくことは、不法投棄を防ぎ、適正な処理ルートへつなげるために非常に重要です。特に家電リサイクル法対象品目やパソコンは、法律に基づいた処理が義務付けられています。処理困難物のリストが広範にわたることは、市の処理施設の能力には限界があり、多くの品目については専門業者のインフラに頼らざるを得ない現状を示しています。これらの品物を処分する際には、別途費用や手続きが必要になることをご理解ください。処分方法が分からない場合は、市役所や専門業者、または私たちのような片付けのプロにご相談いただくのが確実です。
- サイトからお問い合わせ:不用品や残置物撤去、ゴミ屋敷清掃、遺品整理について相談する
6. お住まいの地域の収集日を確認
ゴミを正しく分別しても、収集日に合わせて出さなければ意味がありません。太田市では、ゴミの種類ごと(もえるごみ、もえないごみ・粗大ごみ、資源ごみ・危険ごみ)の収集日が、お住まいの地区によって細かく定められています。必ずご自身の地区の収集日を確認してください。
- 収集カレンダーの入手方法:
- 最も確実な方法は、太田市が毎年発行する「家庭ごみの収集予定表」(ゴミカレンダー)を確認することです。
- このカレンダーは、太田市の公式ウェブサイトからPDF形式でダウンロードできます(リンクは第8章参照)。
- カレンダーは、お住まいのエリアごとに分かれています。具体的には、「太田エリア版」「尾島Aエリア版」「尾島Bエリア版」「新田北部エリア版」「新田南部エリア版」「藪塚本町エリア版」があります。必ずご自身の住所が該当するエリアのカレンダーを確認してください。
- 多言語に対応しており、日本語版の他に、スペイン語、ポルトガル語、英語、中国語、ベトナム語版も用意されています。これは、太田市に多様な国籍の住民の方が暮らしていることを反映しています。
- ごみ分別アプリの活用:
- スマートフォン向けに、公式の「太田市外三町広域ごみ分別アプリ」が提供されています(iOS、Android対応)。
- このアプリでは、お住まいの地区を設定することで、ご自身の地区の収集日カレンダーを表示できます。また、収集日の前日や当日にアラート(通知)を受け取る機能や、ゴミの品目名から分別方法を検索できる機能、よくある質問(Q&A)なども搭載されており、大変便利です。ゴミの出し忘れや分別間違いを防ぐために、積極的に活用しましょう。
- 祝日・年末年始の収集:
- 祝日のゴミ収集については、カレンダーで確認が必要です。年末年始(12月下旬~1月初旬)は、通常の収集スケジュールが変更になる場合がほとんどです。必ず、ご自身の地区の収集カレンダーやアプリで、年末年始の特別スケジュールを確認してください。自己搬入施設の休業日も通常とは異なる場合があります。
地域ごとに収集日が異なる複雑なスケジュール管理は、合併を経た市の広域性や、効率的な収集ルートの設計を反映していると考えられます。このような状況下で、エリア別の詳細なカレンダーや、パーソナライズされた情報を提供するアプリの存在は、住民の方が正確な情報を得る上で不可欠なツールとなっています。
7. よくある質問 (FAQ)
ここでは、ゴミの分別や出し方に関して、市民の皆様から寄せられることの多い質問とその回答をまとめました。
- 出したゴミが収集されないのはなぜ?
-
収集日・時間・場所の間違い、分別ルール違反、指定袋未使用などが考えられます。警告シールが貼られていないか確認し、正しく出し直してください。不明な場合は清掃事業課(0276-31-8153)へ
- 大量の剪定枝はどうすれば?
-
規定サイズ(長さ60cm, 太さ10cm, 束直径50cm)以下にし、袋に入れるか束ねて袋を巻き付け、2袋程度まで。超える場合は自己搬入か専門業者へ
- 新聞・ダンボールはどこへ?
-
ごみステーションでは回収しません。地域の集団回収か、資源倉庫(行政センター(尾島除く)・生涯学習センター)へ
- 古いテレビの処分は?
-
家電リサイクル対象品です。市では収集不可。販売店、許可業者、指定引取場所のいずれかで適正に処分を
- ビーズクッション等は粗大ごみで出せる?
-
ステーションには出せません。戸別収集を予約するか、自己搬入してください
- ゴミ収集時間を指定したい。
-
時間指定はできません。効率的なルートで収集しているため変動します。朝8:30までに出してください
- 合併前の古いゴミ袋は使える?
-
使えません。現在の指定袋・シールを使用してください
- 自己搬入に予約は必要?
-
不要です。受付時間内に持ち込み、料金は現金で(10kg/130円)
- ごみステーションの管理は誰が?
-
利用する地域の皆さんです。協力して清潔に保ちましょう
- 引っ越してきた。どこのステーションを使えば?
-
近所の方、管理人・大家さんに確認。不明なら清掃事業課へ
- 戸別収集を出し忘れた。シールは無駄になる?
-
再度予約すれば、購入済みのシールはそのまま使えます
これらのFAQは、市民の方が日常的に直面しやすい疑問やトラブルを反映しています。特に、収集されなかった場合の対応、特殊な品物の処理方法、地域ごとのルール(ステーション管理など)に関する質問は、多くの住民の方にとって関心の高い事項でしょう。
8. お役立ち情報・お問い合わせ先
ゴミの分別や出し方について、さらに詳しい情報を確認したい場合や、不明な点がある場合に役立つ情報源と連絡先をまとめました。
- 太田市公式ウェブサイト・関連資料(PDF):
- 家庭ごみの分け方と出し方 ガイド: 市のウェブサイト(https://www.city.ota.gunma.jp/)内の「ごみ・リサイクル」>「家庭ごみの分け方・出し方」ページで関連資料が確認できます。
- 家庭ごみの収集予定表(ゴミカレンダー): 各エリア・各言語版へのリンクはこちら: https://www.city.ota.gunma.jp/site/gomi/1033167.html
- 粗大ごみ品目および処理料金一覧表: 各エリア・各言語版へのリンクはこちら: https://www.city.ota.gunma.jp/site/gomi/1033133.html
- 家庭ごみ分別一覧表(50音順): 太田市外三町広域清掃組合のウェブサイトで確認できます: https://www.otakouiki-kumiai.or.jp/document/refuse_ota.pdf
- 便利なデジタルツール:
- 太田市外三町広域ごみ分別アプリ: 概要・ダウンロード案内ページ: https://www.otakouiki-kumiai.or.jp/html/refuse_002.html (iOS、Android対応)
- 関連サービス・団体:
- パソコン・小型家電の宅配便回収(リネットジャパン): 詳細は市のウェブサイト「ごみ・リサイクル」関連ページでご確認ください。
- 家電リサイクル券センター(料金確認): http://www.rkc.aeha.or.jp/
- 指定引取場所検索(家電リサイクル): https://www.e-map.ne.jp/p/rkcsymap/
- 太田市外三町広域清掃組合(処理施設情報、処理困難物リストなど):https://www.otakouiki-kumiai.or.jp/
- 処理できないごみ(処理困難物)リスト: https://www.otakouiki-kumiai.or.jp/html/refuse_004.html
- 主な問い合わせ先:
- 太田市 産業環境部 清掃事業課
- 電話番号: 0276-31-8153
- 住所: 〒373-0015 群馬県太田市東新町81番地1(太田市清掃センター 管理棟2階) ※訪問される際は、事前に最新情報を市ウェブサイト等でご確認ください。
- FAX番号: 0276-31-7377
- メールでの問い合わせ: 太田市ウェブサイト内の問い合わせフォームをご利用ください。
- 【プロの視点】 これらの情報は、年度の変わり目などで更新されることがあります。特に料金体系や収集ルールについては、定期的に市の公式ウェブサイトやごみ分別アプリで最新の情報を確認する習慣をつけておくと、間違いがなく安心です。
9. 不用品回収でお困りの際は便利屋エバグリーンネオまで
さて、【太田市民向け】ゴミの分別・出し方ガイド、いかがでしたでしょうか。「これで迷うことはなさそう!」と思っていただけたら、大変嬉しく思います。
ゴミの分別は、慣れるまでは少し複雑で面倒に感じられるかもしれません。しかし、ルールに従って正しく分別し、決められた日時に出すことは、私たちが住む太田市を清潔で安全に保ち、限りある資源を未来へ繋いでいくために、一人ひとりができる身近で重要な貢献です。不適切な分別が火災などの事故を引き起こすリスクを考えれば、その重要性は一層明らかになります。
このガイドが、皆様の日々のゴミ出しの一助となれば幸いです。それでも判断に迷う場合や、特別なケースに直面した際には、決して自己判断せず、ためらわずに太田市清掃事業課へ問い合わせるか、公式ウェブサイトやごみ分別アプリで最新の情報を確認するようにしてください。
美しい街並み、安全な生活環境、そして持続可能な社会は、私たち市民一人ひとりの意識と協力によって成り立っています。正しいゴミの分別・排出を実践し、これからもクリーンで住みよい太田市を共に築いていきましょう。
そして、もし「大量のゴミで手が付けられなくなってしまった」「大きな家具や家電の処分が大変」「遺品整理や生前整理をどう進めたらいいか分からない」といったお困りごとがございましたら、私たち便利屋エバグリーンネオが、皆様のお力になれるかもしれません。ゴミ屋敷のお片付けから不用品一点の回収まで、幅広く対応しております。どうぞお気軽にご相談ください。無料でお見積もりにお伺いいたします!
- 不用品回収
- 残地物撤去
- 生前整理
- 遺品整理
- ゴミ屋敷清掃
20年間培ってきた経験をもとに、引っ越しシーズンでも大掃除シーズンでも、皆さまの「困った!」を安心と適正価格でサポートいたします。いつでもお気軽にお問い合わせくださいね。
電話番号:080-3472-8209
サイトからお問い合わせ:不用品や残置物撤去、ゴミ屋敷清掃、遺品整理について相談する

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